まいにち植物、ときどき虫。

     

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ブナとブナ科 ドングリ 1/1

すごいコブのあるシラカシの樹 その2

今日はちょとしたハプニングがあり、ブログは写真だけにさせていただきます。ハプニングというのは、先日の天然記念物の調査とは別に、樹木医会で危険な樹木がないか大きな公園の調査を行ったのですが、その際に撮影した写真がメモリカードのエラーが出て消えてしまったというものでした。そのような連絡を受けたので早速メモリカードをもらいに行って何とか復旧できないか夜遅くまで試みていました。削除してしまっただけなら、カ...

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すごいコブのあるシラカシの樹

山梨県の樹木医会に新たに天然記念物に指定したい樹木の調査以来がありました。この活動を先日の土曜日に行いました。2つのグループに分かれて7本の樹について調べました。わたしたちが調査にあたった樹の中の一つがとても迫力のあるものでした。神社の境内にあるシラカシの樹ですが、根元に大きなコブがあります。こんなに大きなコブのある樹は見たことがありません。詳細については後日紹介します。...

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どんぐりとシギゾウムシ 小学生の時の謎

小学生の時不思議な出来事があったのを覚えています。学校から帰ってきて自分の部屋に行くと、机の上に小さなカブトムシの幼虫のようなものが2匹いたのです。カブトムシの幼虫よりもはるかに小さく、直径で6~7ミリぐらいです。何の虫の幼虫だろうかということより、どこからきたのだろうかと不思議に思いました。机の足を登ってこれるわけがないし、上から落ちてきたのだろうかと天井を見上げた記憶があります。その謎は解決さ...

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ツクバネガシ オオツクバネガシ アカガシ

ツクバネガシというブナ科の樹があります。ブナ科なのでドングリがなります。アカガシに近い仲間で、大木になり、存在感があります。名前にツクバネという文字が入る場合、葉のつき方が輪生状になっているものが多いです。ツクバネガシは実際には互生(葉が互い違いにつく)ですが、先端では、葉が密集するので輪生状に見えます。このようにツクバネ○○という名がつく植物が幾つかあります。ツクバネウツギやツクバネアサガオなどで...

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ウラジロカシ シラカシ 見分け

シラカシによく似た樹でウラジロガシという常緑樹があります。昔から体の中の石を出す薬として民間療法で用いられてきました。胆石、腎石、尿路結石症などの治療に枝や葉を乾燥したものをお茶にして飲むと効果が見られたようです。薬理試験でも胆石症、腎石症、尿路結石症に用いて結石の形成が抑制され、また結石の溶解作用もあることが確認されています。このウラジロガシは、照葉樹林を構成する樹なので西日本に多く、東日本では...

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アカガシ

ブナ科の樹木には常緑樹と落葉樹があります。カシとシイは常緑樹で、ブナとナラは落葉樹です。常緑樹は暖かい地域に多く、寒い地域に行くと落葉樹が多くなります。山梨にはカシの仲間が自生していますが、ほとんどはシラカシとアラカシになります。アカガシというカシもあるのですがめったに目にすることはありません。公園など人が植える場合でもシラカシとアラカシになります。アカガシというのはカシの仲間で、木材にした時に材...

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ブナ 富士ブナ

わたしの庭ではブナの黄葉が一番きれいな季節になりました。上の写真はタネから育てた富士ブナです。富士ブナという種類のブナがあるわけではなく富士山周辺に自生しているものを富士ブナと呼びます。ブナは地域での個体差があり、遺伝的な形質が異なっていると言われています。それで、地域を越えて苗や種子を移動させるのは良くないのではないかという議論がなされています。日本海側のブナは雪が多いので乾燥に弱く、太平洋側の...

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スダジイ

ブナ科の樹の名前をあげてみます。ドングリのなる樹です。たくさんあるので仲間ごとにしてみます。ナラの仲間・・・コナラ、クヌギ、ミズナラ、カシワなど。カシの仲間・・・シラカシ、アラカシ、ウバメガシなど。ブナの仲間・・・ブナ、イヌブナ。さてまだあるでしょうか?シイの仲間がいます。シイの仲間・・・マテバシイ、スダジイなど。この中で、ブナの仲間とシイの仲間のドングリはそのままでも食べられます。えぐみがないの...

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アベマキとクヌギ

ブナ科のアベマキは西日本に多い樹です。山梨県ではアベマキをめったに見かけません。ほとんどがクヌギになります。樹木医研修の際に樹種判定でアベマキが出たのですが、不覚にも間違えてしまいました。事前の講習で初めて見たのです。アベマキは特徴のある樹で、日本の樹の中で最も厚いコルク層を作ります。このような特徴的な樹はもっと身近に感じたいです。家の近くのクヌギの樹のドングリが、普通のクヌギのドングリと違って少...

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山栗 ミズナラ キノコ

久しぶりにお気に入りの山を歩いてみました。いつもはもう少し遅い季節になってしまうのですが、今年は意識して早めに時間をとりました。落葉していないので樹種の判別がしやすいです。山栗やミズナラが落ちていたので少し拾ってみます。育てられている栗と違ってとても小さいです。落ちて時間がたっているものにはほとんど虫が入っています。まだイガが青く割れていないものなら大丈夫そうです。ミズナラです。殻斗(かくと)がつ...

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イヌブナ 発芽

イヌブナが今年も発芽しました。4月17日播種 → 5月10日発芽です。充実したブナの種子の発芽率は高く90%以上が発芽します。とりまきほど良く、採集後、出来るだけ早く土に播きます。これを考えると、発芽はそれほど難しいことではないように思います。しかし問題点が一つあります。それは、ブナやイヌブナは数年に一度しか充実した種子を実らせないということです。しかも乾燥させてしまうと全く発芽しなくなります。で...

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ブナ その後

富士ブナのその後の様子です。本葉がだいぶしっかりしてきたので、役割を果たした双葉は枯れてきました。地域によるのかもしれませんが、ブナは日本の温帯を代表する落葉樹なのになかなか見ることができません。山梨では公園に植えてあるものを除けば、かなり標高の高い場所にいかなければありません。これは標高が低く、植樹がしやすかった山はほとんどがスギやヒノキになってしまい、その他の山もコナラやクヌギに変わってしまっ...

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ブナ ヤマモモ 子葉後の本葉

少し前に発芽したブナとヤマモモに本葉が展開してきました。わたしはこの最初に出てくる本葉がとても好きです。樹木の発芽の際には、種子の大きさに比例した子葉が出てくるか、あるいは子葉は土の中においてきていきなり本葉が出てくるかです。子葉(双葉)はだいたいどの樹種も似ています。そして大抵は種子の中に双葉が入っていて、それは根を伸ばしたり、本葉を展開するためのエネルギーの貯蔵庫になっています。ですから、双葉...

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ブナ 発芽 その後

ブナの発芽のその後です。双葉が開いて中から本葉が出てきました。このブナはブナです。というのはイヌブナという樹もあるからです。イヌブナの特徴はブナに比べて幹肌が黒っぽくてざらざらした感じです。根本から株立ちになっていることが多いです。逆に葉っぱはイヌブナの方が柔らかくて大きいです。種子はイヌブナの方が小さくて、殻斗(かくと)はブナの方がずっと大きくてしっかりしています。以前、蝶を飼育しているひとから...

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ブナ 冬芽

ブナの冬芽です。こちらは細長い感じですね。ブナは地域によって遺伝的な違いがあります。日本海側と太平洋側では葉の大きさなどが違います。雪の多い地域のブナの種子は乾燥に弱く、雪の少ない地域は乾燥に強いそうです。葉も日本海側が大きく、太平洋側が小さいです。富士山周辺の富士ブナも葉が小さめですが、丹沢山系のブナはさらに葉が小さくなります。...

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カシワ

今日から2019年です。平成もあと4ヶ月ほどで終わりとなります。昨年から身近な植物のことを書いています。始めた当初は毎日更新することが目標でした。6月にパソコンが壊れて、更新が出来ない日がありました。一度更新できないと気持ちが折れてしまって、それ以降は更新しないことが多くなってしまいました。ブログを始めた頃に樹木医研修受講者選抜試験を受けようと思い、そのための勉強も忙しくなりました。無事に合格した...

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ブナの実

ブナの実の収穫は難しいです。実をつけ始める樹齢は30年ぐらいではないでしょうか。そのような樹齢のブナの樹を見つけることも難しいです。ブナは毎年実を付けるのではなく、何年かに一度大量に実をつけます。5年に一度くらいです。ブナの実を拾いにいっても一つも見つけられない年もよくあります。ブナの実をはじめて拾った年は、たくさんの実が落ちていました。喜んで袋いっぱいに家に持って帰ってきたのですが、水に入れてみる...

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ブナ

ブナの紅葉は美しいです。それは一本の樹でいろんな色が楽しめるからです。最初、紅葉は赤がきれいだと思いますが、目が慣れてくると黄色やオレンジがより味わい深いと感じます。そしてそれを引き立てているのは緑色だと分かります。庭に植えてあるブナです。樹齢5年か6年です。...

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ピンオーク

道に変わった形の葉が落ちています。日本の樹木の葉っぱにはない形です。さてなんという樹でしょう?この形から連想を広げていくと日本産の樹木で一番近いのはミズナラのような葉の縁の波が大きなものではないでしょうか。実は先ほどの葉は、外国産のナラの樹です。ピンオークといってヨーロッパナラの一種です。ごくまれに公園などに植えてあることがあります。外国と都市との友好の印として贈られたとか説明が書いてあるときもあ...

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ドングリ類の発根

ブナ科の樹木はドングリの実を付けます。その中の一部のものは、落下直後から根を伸ばし始めます。この地域で採集できるドングリの中ではミズナラが一番早く発根します。次がコナラ、カシワ、ウバメガシ、クヌギという感じです。マテバシイ、シラカシ、アラカシ、スダジイの発根は遅いです。やはり、暖かい地域の樹木は発根する時期も遅い傾向があります。ちなみに上の写真からわかるように、ドングリ類は全てとんがった方から根が...

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