日本に自生する樹木の種類

日本に自生する樹木を出来る限り覚えようと努力しています。
しかし、どれくらいの数を覚えれば、ある程度十分といえるのでしょうか。

それを知るためには、まず日本に自生している樹木の種類数を把握しておく必要があります。
最近では、こういった疑問を抱いたならとにかくインターネットで検索します。

すると、次のような文章がヒットします。
地球上には約8000種の樹木があり、日本には約2200種の樹木があると言われています。地球上にある樹種の約30%が日本にあり、「木の国日本」と呼ぶにふさわしい多彩な樹木を日本で見ることができます。

たぶん何かの書籍からの抜粋だと思いますが、幾つかのサイトでこの数字が紹介されていました。
おそらく、誰かがネットに載せて、検索でこの情報を知った人がさらに自分のサイトにも掲載したのでしょう。
こうして、この数字が事実のようにして多くの人に知られていきます。
今回、わたしもこの数字をしれっと紹介してしまいそうになりました。

でも良く考えてみてください。
日本に2,200種類の樹木があるのはいいとして、世界で8,000種類というのは少なすぎると思いませんか?
中国やブラジルだけでも日本以上に多くの種類の樹があるのではないでしょうか。
おそらく上記の数字は、日本は高木だけでなく、中低木も含めてカウントしていて外国のものは、主に高木などの主要な樹木だけの数字ではないでしょうか。

そんな疑問が残るのでもう少しサーチを続けてみました。

すると次のような記事がありました。2017年4月5日の記事です。

世界で存在が確認されている樹木は、6万65種類に上ることが分かった。ロンドンに拠点を置く植物園自然保護国際機構(BGCI)が加盟500団体が持つデータを集計した。
BGCIは樹木の種類リストを、絶滅を防ぐには即時対応が必要な希少種類の特定に役立てようとしている。
研究の結果は、森林学誌「ジャーナル・オブ・サステナブル・フォレストリー」に掲載された。
集計データによると、ブラジルの樹木の種類は8715種あり、世界で最も多様だと分かった。
樹木の植生がない北極・南極地域を除くと、北米の北極付近が最も種類が少なく、1400種以下だった。
また、樹木の種類の半数以上(58%)が、ひとつの国にしか生息していないことが分かった。生息地が限定されるこうした種類は、極端な天候や人間活動による森林破壊で絶滅してしまう危険が示唆されている。
野生の個体数が50を切った300の樹木種は、絶滅危惧種に分類された。

「特別な立場」
BGCIのポール・スミス事務局長は、各団体のデータがデジタル化される前は、世界に存在する樹木種数の推計は困難だったと語った。
スミス氏はBBCニュースの取材に対し、「BGCIに加盟する植物園や研究団体が500に上るため、我々はほかにはない特別な立場にある」と述べた。「データの多くは公にされていない。こうしたデータのデジタル化は、実質的に何世紀にも及ぶ取り組みの集大成だ」。
シソ科の「カロミア・ギガス」はタンザニアの奥地で見つかる木だが、昨年末に研究者のチームが残り6本になった植生を発見。木を保護し、種を付けた時には知らせてもらうため地元住民の助けを募った。
研究者らは、カロミア・ギガスの種をタンザニア各地の植物園で繁殖してもらい、将来は野生に戻すことを計画している。
BGCIは今回のデータ集計を基に樹木種のデータベース「グローバル・ツリー・サーチ」を作成した。毎年約2000種の新種が登録されているなかで、樹木種の数は変動するだろうと予想している。BGCIは新種発見のその都度、データベースを更新する方針という。

(英語記事 World is home to '60,000 tree species')


かなり入念な調査がなされたことが伺われます。
そして毎年2,000種ほど新たに追加されていっているようです。
日本に自生する種が2,200種との推定は、かなり多く見積もった場合だと私は思っています。
ですから 2,200÷60,065≒0.0366
日本に自生する樹木の種類は 約 3.66%に過ぎないことになります。
これも推定でしかありませんが。

次回、日本に自生する樹木の種類について、もう少し考えてみたいと思います。
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