ウラジロカシ シラカシ 見分け
シラカシによく似た樹でウラジロガシという常緑樹があります。
昔から体の中の石を出す薬として民間療法で用いられてきました。
胆石、腎石、尿路結石症などの治療に枝や葉を乾燥したものをお茶にして飲むと効果が見られたようです。
薬理試験でも胆石症、腎石症、尿路結石症に用いて結石の形成が抑制され、また結石の溶解作用もあることが確認されています。
このウラジロガシは、照葉樹林を構成する樹なので西日本に多く、東日本ではあまり見られません。
山梨県が北限だと言われていましたが、調べて見ると石川県や新潟県、福島県などにもあるようです。
今まで一度も立っている樹を見たことがありませんでした。
樹木医研修の樹種判定試験の時に一度見た限りです。
山梨県にも自生しているので、しっかりと見てきました。
かなり大きな樹でしたので、樹皮もぼこぼこしていました。
葉はこんな感じです。
実はこの場所に来て少ししてから気がついたのですが、この写真の一番大きな樹はシラカシのようです。
手前の細い樹がウラジロガシです。
先ほどの巨木はウラジロガシです。
このように、この場所にはシラカシとウラジロカシが混在していました。
ドングリを拾っていて気がついたのですが、シラカシのドングリとそっくりなものがたくさん落ちていたのでおかしいなと思い、確認してみたらやはりシラカシでした。
自信をもって見分けられれば良いのですが、何しろウラジロガシの樹を見るのは初めてだったので断言ができません。
こうなってくるとどれがシラカシでどれがウラジロガシかわからなくなってきます。
葉の裏が白いのが特徴なので調べてみます。
最初に調べた樹の葉の裏です。
白いのか・・な?
別の個体のものを調べて見ます。
こちらは明らかに白っぽく見えます。
ウラジロガシだと思います。
幸い近くにシラカシがあるので両者の葉を比較して見ます。
まずは表から。
左側がウラジロガシで、右側がシラカシです。
ウラジロガシの葉のほうがピカピカしていて、縁に近いところが波打っています。
次に裏側です。
裏ははっきりと違いがわかります。
この白く見えるのはロウ物質で火を当てると溶けるそうです。
ちょうどアベマキとクヌギの葉の違いとよく似ています。
2019/10/22 アベマキとクヌギ
ドングリも違います。
左がウラジロガシで、右がシラカシのものだと思います。
既に落ちていて樹から採ったものではないので断言はできません。
ただウラジロガシとシラカシのドングリは決定的な違いがあって、シラカシは花が咲いたその年にドングリがなる一年成です。
それに対してウラジロガシはドングリができるまでに2年かかる2年成です。
大きさもそれほど変わらないのに不思議です。
両者を比較しこれで見分けはばっちりだと思い家路につきました。
帰り道、葉の縁が波打っていてピカピカしている樹があったので、これはウラジロガシに違いないと思い近づいてみました。
それはなんとアラカシでした。
本当にアラカシ、シラカシ、ウラジロガシ見分けが難しいと感じました。
昔から体の中の石を出す薬として民間療法で用いられてきました。
胆石、腎石、尿路結石症などの治療に枝や葉を乾燥したものをお茶にして飲むと効果が見られたようです。
薬理試験でも胆石症、腎石症、尿路結石症に用いて結石の形成が抑制され、また結石の溶解作用もあることが確認されています。
このウラジロガシは、照葉樹林を構成する樹なので西日本に多く、東日本ではあまり見られません。
山梨県が北限だと言われていましたが、調べて見ると石川県や新潟県、福島県などにもあるようです。
今まで一度も立っている樹を見たことがありませんでした。
樹木医研修の樹種判定試験の時に一度見た限りです。
山梨県にも自生しているので、しっかりと見てきました。
かなり大きな樹でしたので、樹皮もぼこぼこしていました。
葉はこんな感じです。
実はこの場所に来て少ししてから気がついたのですが、この写真の一番大きな樹はシラカシのようです。
手前の細い樹がウラジロガシです。
先ほどの巨木はウラジロガシです。
このように、この場所にはシラカシとウラジロカシが混在していました。
ドングリを拾っていて気がついたのですが、シラカシのドングリとそっくりなものがたくさん落ちていたのでおかしいなと思い、確認してみたらやはりシラカシでした。
自信をもって見分けられれば良いのですが、何しろウラジロガシの樹を見るのは初めてだったので断言ができません。
こうなってくるとどれがシラカシでどれがウラジロガシかわからなくなってきます。
葉の裏が白いのが特徴なので調べてみます。
最初に調べた樹の葉の裏です。
白いのか・・な?
別の個体のものを調べて見ます。
こちらは明らかに白っぽく見えます。
ウラジロガシだと思います。
幸い近くにシラカシがあるので両者の葉を比較して見ます。
まずは表から。
左側がウラジロガシで、右側がシラカシです。
ウラジロガシの葉のほうがピカピカしていて、縁に近いところが波打っています。
次に裏側です。
裏ははっきりと違いがわかります。
この白く見えるのはロウ物質で火を当てると溶けるそうです。
ちょうどアベマキとクヌギの葉の違いとよく似ています。
2019/10/22 アベマキとクヌギ
ドングリも違います。
左がウラジロガシで、右がシラカシのものだと思います。
既に落ちていて樹から採ったものではないので断言はできません。
ただウラジロガシとシラカシのドングリは決定的な違いがあって、シラカシは花が咲いたその年にドングリがなる一年成です。
それに対してウラジロガシはドングリができるまでに2年かかる2年成です。
大きさもそれほど変わらないのに不思議です。
両者を比較しこれで見分けはばっちりだと思い家路につきました。
帰り道、葉の縁が波打っていてピカピカしている樹があったので、これはウラジロガシに違いないと思い近づいてみました。
それはなんとアラカシでした。
本当にアラカシ、シラカシ、ウラジロガシ見分けが難しいと感じました。
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