栴檀(センダン) 白檀(ビャクダン) ニーム(インドセンダン)

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昨日書いたセンダンの記事にたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございました。
それでセンダンの写真を過去に撮影していないか探してみました。すると、ミツバチの分蜂群が集結したセンダンの写真が見つかりました。

ミツバチを飼育している人は、「今年は記録的な暖冬でもう分蜂したのか!?」と驚かせてしまったかもしれません。
この写真は2019年6月26日のものです。(このブログ内に記事あります)

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葉っぱにピントが合っていないのですが、樹の幹や葉のイメージをつかんでいただけるでしょうか。

「栴檀は双葉より芳し」ということわざを何人かの方が教えてくださいました。
わたしも知らなかったのですが、このことわざの栴檀(センダン)は日本にあるセンダンのことではなく、中国やインドで知られているビャクダン(白檀)のことだそうです。中国では白檀のことを栴檀というので、このような違いが生じているようですね。
香木なので貴重で良い香りがして高価です。それで白檀は双葉の時から既に香るという意味で使われています。
ビャクダンはセンダンと科も異なるまったく別の樹木であり、つる性の半寄生植物で他の樹に寄生しないと生きていけないと説明がありました。
高価な香木のため数が非常に少なくなり、輸出なども規制されている植物なので、日本では見ることはできないのでしょうね。残念です。

センダンの双葉なら写真があるので紹介します。

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双葉は根元にあるギザギザのない小さな丸い葉です。
本葉はしっかり切れ込みがあってかわいい感じですね。
センダンの実の中には種が複数入っています。そのうえ発芽率も良いので、種を一つ植えると複数の芽が出てきます。


ところで、センダンの葉の1枚の大きさはどれだかわかりますか?
IMG_0054.png

センダンの葉は図の左の大きなまとまりで1枚の葉です。ですから大きさは30センチ以上になります。
落葉する時は、まとまりの一番根元の部分から落ちます。
似たような葉を持つ樹としてネムノキがあります。ネムノキも小さな葉がたくさん集まっているように見えますが、まとまり全部で1枚の葉ですから、かなり大きな葉になります。こんどネムノキを見たら意識して確認してみてください。

さらにインドにあるニームがインドセンダンだと教えていただきました。
これも知りませんでした。こちらは同じセンダン科で近い仲間のようです。常緑のセンダンのようです。
インドでは万能薬として家庭に常備され奇跡の木として大切にされているそうです。

日本でも売られているので入手することができるようです。
コメントの中に、寒さに強くないので、冬場室内に取り入れて育てていたら元気がなくなってきてしまったとありました。
何が原因なのでしょうか?
水は控えめにしているとの事です。
リビングで温度が保たれているとすれば、他に考えられることは日照不足でしょうか。常緑樹の場合は冬でも葉をつけているのでそれを維持していくために一定の程度の光合成をしなければなりません。そのために必要な日照が不足しているのかもしれません。
窓際でできるだけ長く日光に当てるなどの方法が考えられますが、それも既に行っていると思いますので・・・。

もう一つ参考になるかわかりませんが、樹木大図説という古い本にはインドセンダンについて次のような記述があります。

インド原産、同国では神聖の樹として崇め厄除に家の周辺に植え、また幸福をもたらすともいわれる。地方方言極めて多し、ヒマラヤ地方では海抜2,600メートルに分布す。

なんとヒマラヤでは海抜2,600メートルで育っているようです。
ですから寒さに対応する能力があるのではないでしょうか。
同じように考えられるかわかりませんが、シマトネリコなどは半落葉性という性質を持っています。これは暖かい地域では常緑樹として育ちますが、寒い地域では冬に葉を落とす落葉樹になります。冬の寒さでは葉をつけて光合成をするよりは休眠して体力を温存したいと考えるのでしょう。
ですから、葉が落ちてしまったからといってすぐに枯れてしまったと判断しなくても良いかもしれません。
春 暖かくなれば新しい葉が出てきて元気になる可能性もあります。
無事に育つことを願っております。

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Comments 4

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マリンバ

ニームの木

ニームの木についてのご解説ありがとうございました。
今日もふむふむと、感心して読ませていただきました。
お察しの通りニームの木は窓際の明るいところに置いています。夜は雨戸を閉めていますので温度もたぶん問題ないと思います。葉っぱが下垂してきて、根元のところからポキリと取れてしまいます。
でも、今日のブログの後半のヒマラヤの海抜2600メートルのニームの木の解説で希望が見えました!
寒さに適応するニームの生きる知恵なのかもしれませんね!春になれば、新しい葉っぱが出てきて元気になるかもしれませんね。土地によって形態が異なるのはダーウィンの進化論みたいです。樹木って奥が深い生き物だという面白さをいつも教えてくださりありがとうございます!

  • 2020/01/31 (Fri) 10:13
  • REPLY
パープル

センダン

こんにちは。

近所の公園に センダンの大木が
あります。

5月頃?薄紫の花が咲く時、
とても美しいですね。

  • 2020/01/31 (Fri) 17:47
  • REPLY
素姓乱雑

こんばんは。
栴檀について私も記事を書いています。
https://usodamari.blog.fc2.com/blog-entry-320.html
棟方志功が福光に疎開していた縁で没後十年を記念して植えられたとあります。

  • 2020/01/31 (Fri) 19:42
  • REPLY
小春の母

センダン

みつばちさま、面白い内容でいつも興味深く拝見させていただいています。
犬の散歩でよく行く河川敷の公園にある木がセンダンだと今回初めて知りました。
きれいな良い香りの花が咲いていると思っていたのですが、まさか実に毒があるなんてまったく知りませんでした。
知り合いのゴールデンがずいぶん前に落ちている実をバリバリ音をたてて食べていたことがあるんです。
その後どうだったのかは聞いていませんが、今も元気なのでほっとしています。
犬の誤飲には気をつけないと、と改めて思いました。
たいへん貴重な情報どうもありがとうございました。

  • 2020/02/01 (Sat) 10:23
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