ニホンミツバチが営巣する樹

いつもこのブログにコメントをくださるカピバラさんから、「日本ミツバチが自然界で、巣に利用できる樹木は、好き嫌いがあるのでしょうか?」という質問をいただきました。カピバラさんは桜の樹に営巣するニホンミツバチを見たことがあるそうです。

今日はこの点について書きます。
わたしもこれまで色々な樹に営巣するニホンミツバチを見てきました。特に好みの樹があるという感じはしません。ただニホンミツバチの探索蜂が候補地として選ぶ条件に合いやすい樹種はあると思います。
①巣を作るのに十分なスペースがある
②入り口が狭く、オオスズメバチの侵入をある程度抑えられる
③内部に余計な日光が入ってこない
④内部の温度を保ちやすい
このような条件を満たす樹となると自然に樹種が定まってきます。

内部に十分な空洞を作るためにはある程度の太さが必要になってきます。直径40センチくらいは必要になるのではないでしょうか。
そのような太さになり、洞ができやすい樹種だとスギやケヤキ、サクラなどに自然と定まってきます。

DSC08995.jpg

スギは神社などにも太い樹があり、縦に狭い隙間ができるので、ニホンミツバチが好んで営巣しているように思います。

DSC08994.jpg

マツに営巣している場合もあります。

CIMG0043_20200211231839bb1.jpg

上の写真は近所の神社にあったマツです。

CIMG0044_2020021123183873d.jpg

春の分蜂が近い時期で真っ黒な雄蜂が出入りしているのが確認できます。

少しかわった樹種としては桐の樹に営巣していたものもありました。

IMG_1253.jpg

桐も太くなりますが、内部に空洞ができにくいため比較的少ないのかもしれません。

IMG_1255.jpg

太くなって内部に適当な洞ができる樹であれば何でもいいような感じです。
下の写真はムクロジの樹にできていました。近所の人が駆除しようとしたようです。

DSC09414 (1)

出入り口に新聞紙がつめられていましたが、わずかな隙間から出入りしていました。

この他にも、ケヤキなどにはよく巣を作っています。
またイチョウやシラカシの樹に作られた巣もありました。

このように特に好みの樹種があるわけではないと思います。太い樹がどんどん少なくなってしまっているので、ニホンミツバチも良い場所を探すのに苦労しているのでしょう。

クスノキやヒバなどは防虫成分があるので避けられているかも知れません。わたしは見たことがありません。
あとはプラタナスなどは太くなり、内部に空洞もできやすいのですが、口がぽっかりと開くのでミツバチよりもスズメバチが巣を作っています。

今年は暖冬なので、春の分蜂が早く始まるかもしれませんね。
わたしの記憶では、飼育しているニホンミツバチが3月13日に分蜂したことがありました。これまでの一番早い記録です。
ニホンミツバチを飼育している人にとっては待ち遠しい季節ですね。

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Comments 3

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カピバラ

よく分かる解説でした

みつばちさん
迷えるジジぃに丁寧に解説戴きまして、有難うございます。
私が考えてるより、日本みつばちはたくましく生きているのですね。
日本人より前から日本に住んでいる固有種だけあります。自然淘汰を生き抜いてきた強者です。
しかし、みつばちさんの博学には舌を巻きます。(^^)

  • 2020/02/12 (Wed) 06:44
  • REPLY
カピバラ

みつばち蘭

みつばちさん
図に乗ってしまって、すみません。
いつでも結構ですので、キンリョウヘンを植え替える時に適した用土につき、解説戴けると嬉しいです。
毎年、悩みます。
去年はアク抜きベラポンを使いました。良かったのですが、一年で締まって来て、今年は赤玉土と軽石を使っています。
けど、葉色が悪く合っていないようです。
5月くらいに植え替えようと思っています。
厚かましい話しですが、樹木の用土も解説戴けると嬉しいです。

  • 2020/02/12 (Wed) 07:02
  • REPLY
海月

いつか私も日本蜜蜂を飼いたいたく思っているんですがーー
キンリョウヘンだけあっても、資金不足と暇なしで

  • 2020/02/12 (Wed) 20:12
  • REPLY