フィトンチッド 植物毒でリフレッシュ

昨日スイセンの毒の事を書いたので、もう少し植物毒について続けます。
毒のある植物というと恐く感じますが、実のところほとんどの植物が何らかの毒を持っていると思います。
そうでなければ、簡単に昆虫や動物に食べられてしまうからです。また菌類にもやられてしまうでしょう。
そのようにして毒を持って外敵から自分を守っているのです。

毒と薬は紙一重という言葉がありますが、まさにその通りで、毒も少量なら薬になります。
薬草として用いられる植物がありますが、あれは実際には弱い毒を用いているということなのです。
ヒキオコシという植物がありますが、この植物の毒は消化不良、食欲不振、腹痛などに効果があります。
別名を延命草とも言いますが、これは昔、修行僧が倒れていた時にこの草の煎じ汁を飲ませたところたちどころに元気を取り戻したことから、病人を引き起こす、ヒキオコシと名がつけられ、また延命草とも呼ばれるようになったと言われています。

わたしたちはリフレッシュして元気をもらうために森林浴に出かけます。
森にはフィトンチッドという植物からでる揮発性物質が漂っています。これを嗅ぐと元気が出ます。
このフィトンチッドも植物毒の一つです。
フィトンチッドはラテン語で「植物」を意味する「フィトン」と「殺す」を意味する「チッド」からできています。
実はとても恐ろしい言葉なのです。
そして実際に微生物や病原菌を殺しています。

人間にとっては極少量なので、逆に刺激になってリフレッシュして元気になれるのです。
病原菌を殺してくれるので、良い効果もあるのかもしれません。

DSC09053.jpg

ヒノキの葉からはヒノキチオールという揮発性物質が出ています。これもフィトンチッドの一つです。
日本のヒノキには極少量が含まれています。
一番多く含まれている樹は青森のヒバで、ヒバの木で建てた家にはシロアリが来ない、というのはこのような成分が多く含まれているからです。
実際に抗菌作用があり、カビやダニの発生を抑えることが実証されています。

植物の毒を適度に用いてリフレッシュしたいですね。


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Comments 1

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カピバラ

表裏一体

みつばちさん
毒と薬は紙一重ですか。
以前、ミツバチがヒノキの葉に止まっていた事がありました。
何の為に?
或いは、ヒノキの葉から出る物質で、自身を治療していたのでしょうか?
不思議に思えた事があります。

昔は山で施行していた忍者が薬草に詳しかったらしく、薬師として素性を偽って里にとけ込んでいたとか。

  • 2020/02/19 (Wed) 01:12
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